快適無職ライフ

はたらきたくない

【読書】奴隷になるな。生きるためには逃げても良い。

「こういう話聞きたかった!」と思うような内容が詰まっていました。

 

セミリタイアを直接的なテーマにしている本ではありませんが、会社を辞めたい人・セミリタイアに興味がある人は発見があったり共感しながら読める内容だと思います。

 

『孤独論 逃げよ、生きよ』田中慎弥

概要

社会の奴隷状態から逃げていい。そして自分を取り戻そう。

そのために直面する孤独には耐えるしかない。という本です。

 

目次を見るだけでも、セミリタイアを目指している人なら興味のある内容だということが分かると思うので、各章のタイトルを引用します。

 

第一章 奴隷状態から抜け出す
第二章 便利さと生きづらさ
第三章 孤独であること
第四章 なぜ読書が必要なのか
第五章 やりたくないことはやるな
第六章 職業とは

 

この中から第一章、第二章、第四章について書いていきます。

 

著者について

著者は高校を卒業してから33歳で作家になるまで、ずっと実家暮らし無職

アルバイトの経験もなし。

だからといってただ怠惰な生活を送るのではなく、規則正しい生活をして本を読んだりして過ごしていたそうです。

やりたくないことはやらないというこの精神、尊敬します。

ついこの間まで働きたくないのになんとなく働いていた自分が恥ずかしくなりました。 

 

また、パソコンやスマホなどのデジタル機器は一切持たない

今は持つことが当たり前になっているようなデジタル機器を、自分に必要がないので持たないという姿勢を貫けるのは憧れます。

これについては後の「第二章 便利さと生きづらさ」の項目でも書きます。 

 

第一章  奴隷状態から抜け出す

"「奴隷」とは有形無形の外圧によって思考停止に立たされた人のこと”

奴隷から抜け出すためには、今いる状態から逃げていい。

逃げることや引きこもりは悪いことではなく、生きるために必要なこと。

大切なのは逃げたあとは、 能動的な思考を継続していくこと。

自分にとって価値のある「なにか」を探して取り組む。

 

第一章はこういった内容が書かれています。

 

奴隷になるぐらいなら逃げていい。実際に逃げて無職になったような身なので、気持ちが楽になりました。

 

自分にとって価値のある「なにか」の部分は、以前記事にした「いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。」と通じるものがありました。

「なにか」を見つけるのが難しい場合はこの本が参考になると思います。

 

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私自身も無職になってみて、取り組むべきものがあることは重要なことだと感じています。

 

第二章 便利さと生きづらさ

「著者について」の項目で書いたように、デジタル端末を一切持っていない。

そんな著者目線のインターネットに対する考え方は貴重だし面白いです。

インターネットを完全否定するわけではなく、利便性は肯定しつつ、多くの人がインターネットに振り回されて情報の奴隷になっている状態について警鐘を鳴らしています。

 

当たり前ですが、インターネットでいくら検索しても、自分にとって本当に大切なものはなにか、という問いに対する回答は出てこない。インターネットとは所詮その程度のものだとわきまえてください。

 

たしかに。本当に当たり前のことなのに、心に響きました。

インターネットの便利さに浸りすぎて、こんな当たり前のことすら忘れていたのかもしれません。

 

第四章 なぜ読書が必要なのか

この章で印象に残った言葉を引用します。

 

仕事や世間の奴隷にはならず、くだらない流行から逃れ、そして孤独に耐えるためには、本を読み続けなければいけない。 

だれもが気軽にアクセスできる場にあるものばかり取り込んでいたら、他人と同じ言葉しか得られなくなる。自分と他人を差別化するような、底力のある言葉を養うには、もう少し手間をかけざるをえません。

 

退職すればどこにも属さなくなって孤独な状態になる。

そんなときに孤独に耐えるため、他人との差別化をするため、奴隷状態にならずに自分で考える力をつけるためにも、読書は積極的にしていきたいです。

 

おわりに

苦痛を耐え忍んでやりたくないことをするのが良いことのように扱われる世の中ですが、「やりたくないことはやらず、やりたいことはとことん取り組む」精神で生きていくことを心に決めました。

 

思考停止状態から脱出して、インターネットに頼りすぎず、いろんなことを自分の頭で考えられる人間になりたいです。