快適無職ライフ

はたらきたくない

大江健三郎を読む

どこからでも読めるエッセイや軽い短編集のようなものが、ここ最近のマイブームだった。

そんなデザートのような本ばかり読んでると、少し物足りなくなってメインディッシュになる本が読みたいと思い始める。

読み応えがあって、何も考えずにぼーっと読んでいたら頭に入ってこないような本。

 

積読はたくさんあるはずなのに、気分に合うものが見つからずメインディッシュ不足の日々を過ごしていた。

 

読みたい本の候補はたくさんあるし、積読が増えていくことはまったく悪いことだとは思ってないけれど、やっぱりこのままどんどん積読が増えて、"買ったのに読んでない本"がたくさん出てくることはなるべく避けたい。

だから新しく購入するのではなく今ある本の中から選びたい。

 

そうやっていろいろ考えた結果、Kindle内の積読からこの本に決めた。

 


死者の奢り・飼育(新潮文庫)

 

「飼育」と「人間の羊」を読んだ。

 

この本も6編が収録されている短編集ではあるけれど、なんにも考えずに読める本ではない。

暗くて、どこか不穏な空気のようなものが終始漂っていて、重くて、読み終わったあとは絶対になにかを感じて、考えさせられる。

「飼育」の中で黒人兵が食事をするところや体臭に関する描写がすっごくて、黒人兵をリアルに近くに感じた気持ちになったし、強烈に印象に残った。

 

私は太平洋戦争前後に作られた作品は大好きなのに、戦争やアメリカ兵についてほとんど知識がない。

知れたらもっと作品も楽しめるだろうと思って少し調べてみたらNHKの「戦争証言アーカイブス」という動画が見れるサイトを見つけて、興味深い内容だったので記録しておく。

www2.nhk.or.jp

 

 

作品のせいというより、読んでいたときの自分の気持ちや体調の問題だろうか、少し前に最初の2編を読んで私には大江健三郎合わないかなあと思っていたのに、今回読んだ2編はとっても好みだと思った。

 

まだ残り2編があるので、読むのが楽しみだ。

読み終わる前に次のメインディッシュ本を見つけておきたいなあ。