人が枕元にどんな本を置いているのか、とっても興味がある。
Kindle派だった私も、紙の本を集め出してから枕元に本を積むようになった。
今日は、私の枕元にある本を紹介をしてみようと思う。
基本的に、話のつながりがないエッセイなど、1編が数ページで読み進められるようなものを置くようにしている。
上から順番に。
りぼん おとめチックメモリアル選 天使も夢みるローソク夜 (集英社文庫(コミック版))
唯一のマンガ。70〜80年代の、乙女チック少女漫画。
陸奥A子作品は、出てくる女の子も男の子もみんなかわいいし、絵柄もファッションも小物も、すべてとにかくかわいい。
寝る前に読むと、そんな世界観に浸りながらいい気分で眠りにつける。
"散歩の達人"と言われている素白の随筆集。
「散歩」というワードにはつい反応してしまうし、青空文庫で読んだ「菓子の譜」がとっても素敵な随筆だったので、そこから素白が気になって購入した。
穏やかな日常を味わって暮らしていて、こういう感性を持てたらいいなあと思う。
森茉莉のエッセイは、文体のせいか軽く読めるという感じではないけれど優雅で贅沢な気持ちになれるから好き。
ただ枕元に置いててもあまり手が伸びないから、ちゃんと椅子やソファに座ってコーヒーを飲みながら読む本なのかも?と思い始めてる。
何年か前に購入して、あまりハマれずに放置してた三島由紀夫のエッセイ。
今読んでもそんなにハマれないんだけど、たまに面白いことが書いてたりするから他の本に飽きたときにパラパラ開いて気分転換に読んだりしてる。
寝起きの一発目に、他の本の合間に、寝る前に、とにかく読んでいるのが楽しくて今いろんな場面で読んでる。
分厚くてまだまだ読むページがあるのが嬉しい。
読書日記本だから、ブログを書くモチベーションにもなってる。
ニヒリスト、ペシミストとして知られている思想家のシオランの本。
厭世的な言葉がたくさん並んでいるのに、読んでると逆に元気をもらえる。
引用したい文章はたくさんあるけどその中からお気に入りの2つ。
気に食わない連中をことごとく抹殺する権利こそ、理想国家の憲法第一条に明記されるべきだ。
若い人たちに教えてやるべきことはただの一事、生に期待すべきものは何ひとつとしてない、少々譲ってもほとんど何ひとつない、ということに尽きる。各人の引きあてたあらゆる見込み違いを列挙して、<失望表>を作製し、これを学校に掲示するというのが理想だ。
こんなの面白すぎる。私にとってお守りのような一冊。
結局横になって読むには、片手で持って操作できるKindleが1番使い勝手がよかったりして、少しずつしかこの本たちは読み進められていない。
しばらく入れ替わることはなさそうだけど、今のラインナップからどんなふうに入れ替わっていくのか、自分でも楽しみだ。
またその頃に紹介したい。