快適無職ライフ

はたらきたくない

【鬱漫画?】華倫変作品を読みました

DMMブックスの70%オフセールで購入して放置していた漫画シリーズ。


華倫変『カリクラ 華倫変倶楽部 上下』、 『高速回線は光うさぎの夢を見るか?』
の計3冊を読みました。

 

めちゃくちゃ好きだったので、この漫画を読む人が一人でも増えればいいなあ、という気持ちを込めて記事を書きます。

 

『カリクラ 華倫変倶楽部』 

 

華倫変という漫画家を知ったきっかけがおそらく鬱漫画を調べていたときだったからか、または絵のイメージからか、なぜか読む前からずっとエログロヘビー級鬱漫画というイメージがありました。

 

覚悟を決めて読み始めたところ、想像してたものとは全然違った。

 

あからさまなメンヘラが出てきたりするし鬱要素がないわけではないけれど、一言で表すとシュール。 

"ヤバイ奴"としか表現できないような登場人物の描写がおもしろい。

ガロ系が好きな人には自信を持っておすすめできます。

私の好みであることだけは間違いない。

 

短編集なのでそれぞれの話が完結しているのですが、毎回終わりが唐突というか、オチてないのに終わるというか、それなのになぜか読後感がよくてクセになります。

 

上巻の一番最初に収録されている「究極タイガー ボンバーナイツ」と下巻の「殺しのナンバー669」が特に好きでした。

どちらも関西弁のヤクザが登場するのですが、会話のテンポがよくて惹きつけられます。

その世界観に夢中になっていると唐突にやってくる終わりがまた最高。

 

 『高速回線は光うさぎの夢を見るか?』

 

こちらの方が、最初に私が想像していた作品のイメージに近い。

部屋にビデオカメラをつけて配信してお金をもらう女、アル中の女、新興宗教を信仰する女などテーマも

表題作は、100日後に自殺するまでの日記をネットで配信する女の話。

 

これが2002年の作品ということにびっくり。

今読んでも新鮮さを感じられる内容で、本当に19年前に描かれたのかと疑ってしまうほど。

 

作者は2003年に亡くなっていて、もう新作が読めないことがとても残念。

今の世の中を見てどんなテーマを扱ってどんな作品を描いていたのか見てみたかったと、心の底から思いました。

 

 

最後に、『カリクラ 華倫変倶楽部 下』の作者あとがきから引用します。

 

私の作品はほとんどアウトサイダー・アートであると思う(わからんかったら調べてね)。

描くことによって、必死でバランスをとっていた。

そこに金銭欲も、名誉欲もほとんどなくただ生きるための手段であったと思う。

 

この漫画は本当にそういう人にしか書けない作品だよなあ、と強く納得しました。