快適無職ライフ

はたらきたくない

【読書】「人間嫌い」という言葉を聞いてどう思いますか?

「自分のことだ!」と思いましたか?私は思いました。

 

セミリタイアして社会から離れて生活したいと思っている人は「人間嫌い」を自覚している人が多そう。

「人間好き」なら労働もうまくやっていけそうだしセミリタイアという発想もなさそうじゃないですか。

勝手な見解なので違っても怒らないでください。

 

今回はその「人間嫌い」をテーマにしている本について書きます。

 

『「人間嫌い」のルール』中島義道

概要

人間嫌いについての考察、人間嫌いとして生きていくための心構えやルール、人間嫌いの働き方、著者の人間嫌いエピソードなど。

「人間嫌い」で生きづらい人は、少し楽になるヒントが見つかるかもしれません。

 

著者について

著者はカントを研究している哲学者。

私は哲学を勉強しているわけでもないし難しいことは分かりませんが、中島義道の本はこれまで15冊ほど読んでいます。

ハンパじゃないほどの変わり者なので、面白い人の話を聞くような感覚で読みます。

 

「人間嫌い」エピソードのひとつとして、家族とさえ縁を切って生活しています。

このエピソードは他の著作でも何度も出てきますが、本書から引用。

 

また「同居」している妻とはまったく話すことさえ、顔をあわせることさえしない状態が三年以上続いている。だが、そのことをどんなに他人に(とくに常識人に)説明しても、たちまち忘れて「奥様、お元気ですか?」と聞いてくるのだから、うんざりしてしまう。「知りません。生きていると思いますが、昨日台所で音がしましたから」と答える。

 

第三者として見る分にはとっても面白い。

強く反感を抱く人もいれば私のようにどっぷりハマる人もいて、好き嫌いがかなり分かれそうです。

 

他人に何も期待しない 

この世のほとんどの不幸は、他人に過剰に期待することに起因するのではないかと思う。

 

「4章 他人に何も期待しない」の冒頭で書かれている言葉です。 

私は座右の銘を「他人に期待しない」にしているぐらいなので、これは首がもげるほど頷きました。

今まで他人に期待して何度失敗したことか。

 

そこで他人からの独立を目指す方法として他人の評価に振り回されないこと、その究極段階として「他人から無視されることに慣れる方法」が紹介されています。

 

簡単に説明するとこんな感じ。 

  1. 知人の結婚式や葬式を自分だけ知らされていないとすごく虚しく感じる。
  2. 「知らされなくてもなんともない」と思うように訓練し、周りにも自分はそういう人間なんだと伝える。
  3. どんな排斥でも自分から選び取っていると解釈できるから落ち込むことがなくなる。 

 

これは結婚式や葬式のことに限らずいろんなことに応用できるし、自分も無意識にこの技を使っていたような気がします。

 

人間嫌いを分類する

人間嫌いを7つのタイプに分類しています。

自分はどれに当てはまるのか考えてみたところ、「(3)自己優位型」の要素が強いと思います。 

ここに詳しく書くのは憚られるような内容なので興味のある方は本文を読んでほしいです。

 

程度の差はあっても、人間誰でも少なからずそういう部分はあるんじゃないかと思ってますがそうじゃない人も存在してるのかな。

 

「人間嫌い」のルール

最後の章では"世間の掟に縛られず、豊かで居心地のよい人間関係を築く”ための「人間嫌いの十のルール」が公開されています。

その中から私が気になったものを4つ紹介。

もちろんルールだけでなく解説も載っているので、こちらも気になった方は実際に本を読んでみてください。

 

1.なるべくひとりでいる訓練をする

これはセミリタイア・リタイアを意識している人間嫌いに読んでほしい内容。

2.したくないことはなるべくしない

3.したいことは徹底的にする

2,3まとめて、先日「孤独論」を読んだときにブログに書いた内容と重複していてびっくりしました。

■関連記事■

 

自己中心的になって、他人の自己中心主義も認める。自己中心的な人を嫌うのは、自己中心的であることができない人。といった内容が書かれています。

9.自分を正しいと思ってはならない

「社会において居心地のいい善人たち」が「正しい」、「正しくない」ではなく異なっているだけ

つい敵対視して自分が正しいと思いたくなってしまいますが、覚えておきたいこと。

10.いつでも死ぬ準備をしている

著者の本を読み始めてから、とくにこれはいつも意識しています。

人間誰でもいつかは死ぬしそれが今日かもしれない。

その事実から目をそらして生きるような人間にはなりたくないと思っています。

 

 

 

一時期こんな感じの本ばっかり読んでました。(今も好きです)

 

おわりに

著者の徹底ぶりを見ていると自分は人間嫌いなのかどうなのかよく分からなくなってきますが、自分をごまかさずに生きてもいいんだと思うことが出来ました。

 

中島義道は私がとても好きな作家の一人で、他にも面白い本がたくさんあるのでまた記事にしたいです。 

 

 

別の著者の似たタイトルの本ですが、こちらもおもしろかったです。

Kindle Unlimitedで読めます。