快適無職ライフ

はたらきたくない

図書館で借りた本、読んだ本2冊。『ひきこもりカレンダー』と『生きるのが面倒くさい人 回避性パーソナリティ障害』

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前回借りた本の返却期限日だったので、また図書館に行ってきました。

 

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結局期限日ギリギリに行くことになるのは面倒臭がりあるあるですね。

今回借りた本はこの5冊。

 

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いつもこのレシートをしおり代わりに使います

 

こうやってタイトルを並べると病んでそうなラインナップですが、これが私の通常運転。

すでに2冊読み終えて、どちらもとっても面白かったので今日のブログで紹介します。

 

勝山実『ひきこもりカレンダー』

 

一人っていうのは寂しくないんですよね。寂しいのは大勢の中でみんなに交れずに一人になった場合です。自室でひきこもっている限り寂しくはありません。(まえがきより)

  

自分がひきこもりになったのは親のせいだ!と、親への恨みつらみが書かれてます。

著者は幼少期に暴力など虐待と言えるような事をされて育ったそうなので、そりゃこんなに文句も言いたくなるよなあ。

 

子育てって本当に難しいことだと思います。

"ただなんとなくみんなそうしてるから"という理由ではなくなぜ子供を産むのか、きちんとした考えを説明できる親はどれぐらいいるのでしょうか。

何か少しでも信念を持って子育てしている親はどれぐらいいるのでしょうか。

反出生主義者の気持ちも理解できる気がします。

 

私はどちらかというと、やりたいことをやらせてもらえて甘やかされて育った結果の無職なので、環境や生い立ちは違うにも関わらず共感する文章はかなり多かったです。

 

例えばこんな言葉。

 

記憶力と忍耐力のみで、人の優劣を決める世の中っていうのはねぇ。

自分の頭では何も考えず、命令されるままに動く人間が認められる世の中は辛い。

 

内向的な人間より、社交的でコミュニケーション能力の高い人間が生きやすい世の中。

本来どちらもそれぞれいいところはあるはずなのに、世の中は圧倒的に社交的な人間が生きやすいシステムになっていると思います。

そういった性格だけでなく外見や周りの環境も含め、たまたま世間に評価されているものとは逆の特性を持って生まれてきただけで人生の難易度が爆上がりするなんて、本当に世の中は辛い。

  

第三章「ひきこもりの主張」の中の「自立」「血とお金」の項目は、実家寄生無職を正当化してくれるとっても良い文章。

 

親と子は何でつながっているのか?それは血とお金。死ねば遺産は子に渡るんです。

 

自分で稼いだ一万円も、親からもらった一万円も同じ一万円。親とは血がつながっているんだから、お金もつながっていると思えばいいんです。

 

私が言いたいことが書かれてました。 

親のお金はいつかは自分のお金になるもの。今後も堂々と実家寄生無職として生きていきます。 

 

著者の文章は、とても読みやすくて面白いので大好きです。

 

岡田尊司『生きるのが面倒くさい人 回避性パーソナリティ障害』

 

自分自信がなく、人から批評されたり恥をかくのが怖くて、社会や人を避けてしまう……。

それが回避性パーソナリティの特徴だ。 

 

もろに私のことですね。

世の中にはこれに当てはまらないタイプの人間がいるのが不思議なぐらい、常にこの思考がベースにあるような人生でした。

 

第二章の中の「親しい関係でも自分をさらけ出せない」という項目には、もう怖いほどに自分のことが書いてありました。

家族やどれだけ親しくしている友人にも自分のことをさらけ出せないタイプです。

 

さらに、回避性の性質としてこのようなことが書かれていました。

 

このタイプの人が、悪い方向に物事を考えてしまう一つには、最悪のことを考えていれば、それ以上悪いことが起きてがっかりしたり、失望したりしないで済むという心理が働いている面もある。 

 

私の座右の銘は「他人に期待しない」ですが、それはまさにこの心理が根底にあるから。

 

だが、実際には悪い可能性を考えることで、さらに不安になったり自信を無くしたり、消極的になって損をしたりしている。第三者から見れば、あまりにも損な生き方なのだが、本人はそのことに気づかない。 

 

確かにこれが"損な生き方"という見方があることにはまったく気付いていませんでした。

自己防衛のためにむしろ良い手段を選んでいるつもりでした。

でも実際にこれまで生きてきた中で、勝手に期待をして失望したり傷付くことは何度もあったので、一概に"損な生き方"と言い切ることは出来ないんじゃないかと思います。

 

 

また、あまりにも共感して涙が出そうになった部分を引用します。

 

回避性の人にとって、自分とは、とても不完全で、人と違っていて、他人から嫌われるような存在だという思い込みがあり、また、彼らにとって他者とは、不親切で、無関心で、どうせ自分なんか拒否されるという誤った確信をもっている。自分が愛すべき存在ではない上に、他者に優しさを求めたところで期待外れに終わるという二重の思い込みによって、親密なかかわりに乗り出していくことができない。

 

自分の心理が的確に言語化されている。すごい。

回避性の思考が根付いてる私からすると、やっぱりどうしてこれを"思い込み"で"誤った確信"ということが出来るの?と疑問を抱いてしまいますね。

 

 

回避性の克服のためにできることは「自分が決めた人生を生きようと決意すること」。

理屈はわかりますが、今の所私はそこまで克服する必要性も感じてない状態です。

まあ完全に克服は出来ないとしても少しは違った考え方もできるようになった方が生きやすいだろうなとは思います。

 

今後の人生の中で、「自分の説明書」として何度も思い出すような本になりそうです。